スマートフォンケースに使われているポリカとシリコンについて調べてみた
スマホユーザ必携のアイテムであるスマートフォンケースですが、どんな成分で作られているのか?どんな素材・特徴があるのか?ということが気になったので、今回はこのスマートフォンケースのマテリアル(材料)にスポットを当ててみます。
PC(ポリカーボネート)素材
いわゆるハードケースのスマホケースに使われるプラスチック素材のことです。
プラスチックにはポリカーボネイトやポリエチレンなど、多くの種類がありますが、それぞれに特徴があり、用途に応じて使い分けられます。
例えば、ポテトチップスの袋などに使われているポリエチレンは柔らかく、衝撃に強いという特徴がありますし、ポリカーボネートは透明で割れにくく、熱に強い特徴があります。
ポリカーボネート (Polycarbonate) は、「熱可塑性プラスチック」の一種です。・・・と、いきなり「ねつかそせいプラスチック」なんて聞いても何だかわからない人の方が多いでしょう。
辞書によると、熱可塑性というのは「常温では変形しにくいが、加熱すると軟化して成形しやすくなり、冷やすと再び固くなる性質。」ということでした。
つまり、加熱してドロドロになったプラスチックの原料を金型に流し込み、成型するという流れをイメージすれば覚えやすいかもしれません。
シリコン素材
スマートフォンケースの素材はいくつか種類がありますが、その中でも比較的安価な物として「シリコン」という素材があります。いわゆるソフトタイプのスマホケースに使われているのがこちらになります。
筆者は同じだと思っていたのですが、シリコンとシリコーン (silicone) は別モノだそうです。調べてみると、
シリコン
silicon。半導体。シリコンバレーとかはこっち。
シリコーン
silicone。液体の素材やゴムの弾性を有する素材。シリコン樹脂のこと。
・・・だそうです。ややこしいですがなんとなくわかりましたね。
「シリコンオイル」「シリコンゴム」「鼻にシリコン入れました」というのは正しくはシリコーンのこと。
スマートフォンケースのシリコンケースに使われているのは厳密にはシリコーンでスマートフォン本体に使われている半導体はシリコンということみたいです。